国債投資家がそのアプローチにおいて気候変動リスクをいかに考慮していくかを概説するのが本レポートの目的です。FTSEアドバンスト気候世界国債インデックス(アドバンスト気候WGBI)の基盤となる気候メソドロジー詳細を明らかにし、各気候ピラーの意義を考えるとともに、選択した調整方法の適格性を見ていきます。

概要

  • 気候変動は重大な問題です。物理的な影響と対策取り組みの両面において、グローバル経済に甚大な影響を与えると予想されます。
  • 気候変動リスクを国債インデックスに組み込むためには、設計・方法論においていくつかの特別な課題が存在しています。当社では、これらのリスクを物理的・移行・耐性の3つのタイプに分類して考えます。
  • 今日まで投資家たちは、主として企業や資産のレベルで(特に上場株について)気候リスクを考えてきました。そのため、国債投資家はそのポートフォリオに及ぼす気候変動のインパクトを見逃すリスクを冒しがちです。
  • 気候リスクが加速するにつれて国債投資家の関心度は高まっているものの、債券、ことに国債における気候変動関連の投資商品は相変わらず不足しています。
  • 本書ではアドバンスト気候インデックスシリーズ(Advanced Climate Index Series)をご紹介いたします。これは2019年導入の画期的なClimate WGBIをさらに進化させたものです。国債投資の気候パフォーマンス向上に焦点を当てて、インデックス・ユーザーのために作成されました。