パリ協定の目標達成に必要な抜本的な経済的変化を実現するには、一貫した資源の再配分が必要です。金融セクターは気候変動に立ち向かうために重要な役割を担う必要があり、こうした観点からのリスク分析を行うことが重要です。

前例のない非線形的な動きをする気候変動の性質から、気候変動リスクの予測は、過去のデータに依拠するだけでは十分ではありません。国際的な規制機関の推奨に従い、本レポートでは気候リスクのフォワード・ルッキングな評価のための方法論を提案します。

本レポートは、ソブリン債が気候変動リスクによってどのような影響を受けるかを調査することを目的とした2部構成の研究の第1部であり、気候変動に関連するマクロ経済的影響の評価に焦点を当てます。2つの「ワーストケース」シナリオ(ただし、現行トレンドに類似)を調査します。