• 市場の改革と外国投資家のアクセス向上に向けた中国の継続的前進を反映
  • 2019年6月以降、中国A株を段階的に組み入れ
  • FTSE China A Stock Connect All Cap Indexに含まれる大型、中型、小型株に分類される適格銘柄
  • 第1段階の終了時点で中国A株はFTSE Emerging Indexの約5.5%*を構成
  • FTSE Russellは、グローバル債券ベンチマークの新たな国分類の枠組みについてコンサルテーションを実施。中国国債をウォッチ・リストに追加予定

 

インデックス、データ、分析の世界的プロバイダーであるFTSE Russell は、2018年9月に実施した年1回の国分類レビューを受け、中国A株市場を第二新興国市場に格上げすると確認しました。FTSE Russellは、総合的で透明性が高く、かつ一貫した方法で、FTSE Global Equity Index Series(FTSE GEIS)の国分類のレビューを正式に行っています。このレビューは、FTSE Russellが行う各市場の特性評価(Quality of Market)基準およびFTSE Russellの独立した外部諮問委員会からのフィードバックに、継続的な国別分類に関するリサーチを組み合わせ、各市場を先進国、第一新興国、第二新興国またはフロンティアに指定するものです。

FTSE Russellは、中国A株をFTSEウォッチ・リストに追加して以来、適格海外機関投資家(QFII)や人民元適格海外機関投資家(RQFII)など、市場改革を通じて海外投資家のアクセスを改善しようとする中国当局の継続的な取り組みを審査してきました。こうした改善や最近のストック・コネクトの強化により、今や中国A株はFTSE の新興国インデックスの分類要件を充足しています。

FTSE Russellのマーク・メークピースCEOは次のように述べています:
「FTSE Russellは、中国A株市場が新興国市場に格上げされ、2019年6月からFTSEのグローバル株式ベンチマークに組み入れられることを発表でき、大変嬉しく思います。また、中国はFTSEのグローバル債券インデックスに組み入れられる可能性があるため、ウォッチ・リストに追加されます。中国当局は、自国市場を海外投資家に開放することを目指して継続的に改革を進めるとともに、世界第2の経済大国へと変貌しました。FTSE Russellは20年前、中国本土のベンチマークを提供する世界初の国際的インデックス・プロバイダーとなりました。今後も引き続き世界中のお客様と協力し、中国への株式投資や債券投資を促進するため、ベンチマークや分析ソリューションを提供してまいります」

中国証券監督管理委員会の牙興海副委員長は次のように述べています:
「中国A株がFTSE Russellのグローバル・ベンチマークに組み入れられると聞いて喜ばしく思います。中国A株がFTSE GEISの新興国市場に格上げされるのは、中国資本市場の発展における重要な次のステップとなるものであり、過去数年実施されてきた長期的改革が反映されたものと思います。我々は今後数カ月、FTSE Russellと密接に協力して、この市場のグローバル・インデックスへの移行を円滑に進めてまいります」

中国A株のFTSE GEISへの銘柄組み入れは2019年6月から開始されます。インデックス・トラッカーがベンチマークの変更を効率的に複製できるよう支援するため、FTSE Russellは、2020年3月にかけて3つの異なるトランシェに分けて組み入れを進める予定です。各トランシェについて、市場が追加資産を吸収できたかを評価するため、市場にフィードバックを求めます。銘柄の組み入れは、FTSE China A Stock Connect All Cap Index(現在約1,250銘柄)を構成する大型、中型、小型適格銘柄の投資可能時価総額の25%を使用して算出します。第1段階の終了時点で、中国A株はFTSE Emerging Index全体の約5.5%*を構成すると予想され、当初100億ドルのパッシブ運用資産が純流入すると見られています。FTSE Global All Cap Indexについては、中国A株は約0.57%*の組み入れ比率になると予想されています。中国A株組み入れの詳細なスケジュールについては、テクニカル・ノーティスに記載されています。また、適格銘柄の選定に関する詳細もウェブサイトでご覧いただけます

これとは別に、FTSE Russellは、グローバル債券ベンチマークについて、透明性が高く証拠に基づいた国別分類を確立するため、市場参加者にコンサルテーションを実施しました。最近合意されたプロセスでは、「市場アクセシビリティ・レベル」を測定するための客観的な基準が特定されました。この基準は、投資適格のFTSE World Government Bond Index(WGBI)を含むFTSEの旗艦国債ベンチマークの手法に組み込まれることになっています。株式の枠組みと同様、近く再分類が予定される国のウォッチ・リストが公表、維持され、その情報は毎年3月と9月に発表されます。市場がウォッチ・リストに掲載されるということは、提案されたアクセシビリティ・レベルの基準の充足に関する投資家からのフィードバックに対処するため、FTSE Russellが当該市場の政府や中央銀行、規制当局に接触する予定であることを意味します。中国国債はこのウォッチ・リストに追加され、上記の枠組みの基準に照らしてFTSE WGBIへの組み入れが可能であるかの評価が行われます。FTSEの債券に関する国別分類の枠組みとウォッチ・リストの詳細は、FTSE Russellの11月の地域債券諮問委員会開催後の年末に公表される予定です。

FTSE Russellのガバナンス・リスク・コンプライアンス部門マネージング・ディレクターのクリス・ウッズは次のように述べています:
「主要なグローバル債券インデックスに影響を及ぼす決定に関しては、高い透明性が切望されていましたが、このように現地債券市場を綿密に分類するプロセスを確立することにより、これが現実のものとなります。当社は、中国をウォッチ・リストに追加し、このプロセスを進めるため、次の段階として今後数カ月、投資家や規制当局と接触する予定です」

中国A株に加え、FTSE Russellはクウェートを第二新興国市場としてFTSE GEISに移行し始め、今年9月に個々の投資可能銘柄の50%、そして12月に50%組み入れると発表しました。ポーランドは正式に先進国市場に格上げされました。アイスランドはフロンティア市場に再分類されます。ルーマニアは引き続きウォッチ・リストにとどまり、第二新興国市場に再分類される可能性があります。

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* 2018年8月31日時点のデータに基づいています。

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エディター向け注記:

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FTSE Russellのインデックスの専門知識とプロダクトは、世界中の機関投資家や個人投資家によって幅広く使用されています。現在、約16兆ドルの資産がFTSE Russellのインデックスをベンチマークとして利用しています。30年以上にわたり、主要な資産保有者、資産運用会社、ETFプロバイダー、投資銀行などが、投資パフォーマンスのベンチマークとし、投資ファンド、ETF、ストラクチャード商品、インデックス・ベースのデリバティブ商品を組成するためにFTSE Russellのインデックスを選択しています。FTSE Russellのインデックスは、お客様の資産配分、投資戦略の分析、リスク管理のためのツールにもなっています。

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