FTSE Russell は、独立した実務者委員会からの助言と指示に基づき、インデックス・メソドロジーの変更について定期的に市場の助言を求め、インデックスが投資家のニーズを満たし続け、インデックスのグローバルな基準を定義・主導できるよう努めています。市場から貴重なフィードバックを収集するため、様々なコンサルテーション文書の中で提案を行い、その結果が場合によって FTSE Russell のメソドロジーの変更につながることがあります。
現在実施中のコンサルテーション
Russell 米国株インデックスの銘柄入替頻度を年 2 回へ変更する案についてのコンサルテーション
FTSE Russell は、インデックスの銘柄入替日における取引額を現状より低下することを目的として、以下のメソドロジー改善案について市場の意見を募集しています。
- 現行の 6 月第 4 金曜日に加えて、11 月第 3 金曜日をインデックスの銘柄入替日に指定すべきか否か。
- Russell 1000 と Russell 2000 の間の調整域を現行の±2.5% (合計 5%、累積パーセンタイル・ランクに基づいて算出) から非対称な -5%/+2.5% (合計 7.5%) に拡大し、銘柄入替時に Russell 2000 の上位企業をより多く維持するか否か。これと引き換えに、銘柄入替後の Russell 1000 の構成銘柄数は 900 に減少する (ブレークポイントは引き続き 1,000 位の銘柄を基準とする)。
- 弊社は Russell Style Indexes を年 2 回、全面的に再構成することは取引額を望ましくない水準に引き上げることを懸念します。このため、半年に一度の銘柄入替時に Russell Style の変更を実施するに当たり、次の 2 つの代替アプローチを提案します。
o Russell Style Indexes の全面的な銘柄入替は 6 月に行い、11 月の銘柄入替では、バリューとグロースのウェイト変更のみインデックスに反映する (すなわち、既存の構成銘柄に対する Russell Style の変更は行わない)。
o 6 月の Russell Style Indexes のウェイト変更は、6 月と 11 月の銘柄入替時期に分割して実施する。
コンサルテーション締切: 2023 年 11 月 17 日
本コンサルテーションは、FTSE Russell のベンチマーク・メソドロジーの変更に関する方針 (英語) に沿って実施されるものです。
本コンサルテーションに関するお問い合わせについては、committeesecretary@ftserussell.com または info@ftserussell.com までご連絡ください。
いただいた意見はすべて機密情報として扱われます。FTSE Russell はコンサルテーション結果の概要を公表することがありますが、個々の意見および回答者名は公表されません。
Russell 米国株インデックスの銘柄入替に関する変更は、FTSE Russell の内部ガバナンス・フォーラムでさらに検討され、FTSE Russell のインデックス・ガバナンス委員会が決定を下します。FTSE Russell は、必要に応じてさらなるコンサルテーションを実施する権利を有します。
FTSE Global Core Infrastructure 50/50 Index に関するマーケット・コンサルテーション
FTSE Russell では、既存のキャップ設定と投資可能性の基本ルールを見直す旨の提案について、インデックス利用者の意見を募集しています。
FTSE Global Core Infrastructure Index は、2011 年 3 月に公表を開始しました。その後、2015 年 3 月から公表が開始された FTSE Global Core Infrastructure 50/50 Index は、キャップが設けられていない FTSE Global Core Infrastructure Index のユニバースに、セクター別目標ウェイトを適用したものです。
最近の市場イベント、とりわけロシアの新興国市場から未分類市場への再分類により、インド、中国、メキシコなど他の新興国市場のウェイトが上昇しました。さらに、セクターに上限値(キャップ)を設定したことで、カナダ、オーストラリア、日本、英国などの先進国のエクスポージャーが減少しました。また、鉄道セクターへの影響が顕著に表れています。
これらの懸念に対処するため、FTSE Russell ではインデックス・メソドロジーの改善を検討しており、以下に提示するメソドロジーの変更案が必要かつ適切なものであるか否かについて、インデックス利用者に意見を求めています。
- インフラ・セクターの投資機会に対して構成銘柄の分散度合いを改善し、キャップ設定のメソドロジーを調整
- 先進国市場と新興国市場の間で生じている集中リスクへの対処
- 最低流動性基準値の導入による投資可能性の改善
コンサルテーション締切: 2023 年 11 月 17 日
本コンサルテーションは、FTSE Russell のベンチマーク・メソドロジーの変更に関する方針 (英語) に沿って実施されるものです。
本コンサルテーションに関するお問い合わせについては、committeesecretary@ftserussell.com または info@ftserussell.com までご連絡ください。