多通貨から構成される債券ベンチマークにおけるユニークな特色は、各国市場の組み入れに関するアプローチです。市場規模、信用格付け、資産タイプ、新興国であるか先進国であるかの分類、市場へのアクセスのしやすさなど、世界の債券市場を評価するさまざまな基準を用いて、各国の債券市場が広範囲に及ぶベンチマークでどのような位置づけにあるかを判断することができます。
FTSE Russellは2003年以来、証拠重視型の株式インデックス国分類フレームワークを維持し、投資家が発展途上国から新興国、先進国まであらゆる株式市場の投資適格性を評価する一助を担ってきました。ベンチマークのアプローチの土台を強化するため、現地通貨建ての固定利付国債市場向けにも同様の、強固でプロセス指向の国分類フレームワークを採用しており、その中には市場アクセシビリティ・レベルの評価も含まれます。これらのレベル評価の透明性は、組み入れが検討されている国の中央銀行や規制当局との対話(エンゲージメント)に役立つほか、将来的に見込まれるインデックスの方向性についての明確な展望をポートフォリオ・マネジャーやアセット・アロケーターに提供します。
本フレームワークは2019年3月30日より、FTSE世界国債インデックス(WGBI)、FTSE新興国市場国債インデックス(EMGBI)、およびこれらから派生したインデックスのメソドロジーに含められてきました。FTSE Russellは、債券インデックス国分類プロセスを発展させ、インフレ連動債やクレジットセクターなど、その他の債券ユニバースにも拡張していく予定です。
弊社のアプローチがニーズに応えるものであり続けられるよう、ステークホルダーの皆様からのフィードバックを歓迎します。
FTSE債券市場アクセシビリティ・レベルは、以下のリンクからご覧になれます。FTSE債券インデックス国分類表
発表事項
- Fixed Income Country Classification September 2020 Results
- Fixed Income Country Classification September 2020 Results (Japanese)
- 債券インデックス国分類、2020年3月レビュー結果
- イスラエルの債券インデックス組み入れに関するリマインダー(2020年4月より)
- 債券インデックス国分類、2019年9月レビュー結果
- 債券インデックス国分類、2019年9月レビュー結果(日本語)
- 債券インデックス国分類、2019年9月レビュー結果(ヘブライ語)
- 債券インデックス国分類、2019年3月レビュー結果